怪しい女性
興味深い古雑誌を発見した。
昭和13年頃から終戦にいたるまでの、太平洋戦争のプロパガンダ雑誌である。
20ページほどの写真が多いA4版のグラフ雑誌だ。
毎週発行されるので、雑誌名は『写真週報』。
定価は10銭。
内閣情報局が発行元だ。
横の号は、昭和15年1月17日発行の99号である。
昭和15年といえば、2月11日(現在の建国記念日)は、紀元2600年の記念式典が行われている。
まだ大東亜戦争に突入しておらず、比較的余裕がある時代かもしれない。
下記にこの昭和15年と17年当時の漫画を比較してみようと思う。
風刺漫画(昭和15年)
風刺といっても、当時は、国体を風刺したりできる状況ではない。
漫画も広く国民に一般公募しているのだが、応募規定を見てびっくりしてしまった。
「なるべく国策的な内容を持つもの」
となっているのだ。
そんな中でも笑いをとろうと工夫している。
昭和15年当時は敵性言語である英語を使っているのも見て取れる。
絵がどれもうまいのにも驚く。
この漫画は、少しいじましい。
先生から、
「雪が降っているから、勤労奉仕をやめろと言ったのに、まだやっているのか?」
と聞かれて、
「これは勤労奉仕でなくて、ウィンタースポーツです。」
と答える生徒。
笑いをとりつつ、国に奉仕しているところが泣けるではないか。
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