ポルノ摘発
横井さん特集の同じ1972年2月20日号のサンデー毎日には、日活ロマンポルノの摘発の記事も掲載されている。
横井さんが「恥知らず」と感じられる記事であろう。
記事を少しご紹介する。
今回の日活ロマンポルノへの手入れは、前代未聞のことだと言う。
「・・・こんどの摘発のきわだっている点は、映倫など眼中にないかのように、いきなり強制捜査に踏切ったことだろう。
映倫事務局が捜索されたのも前代未聞。」
雑誌では、日活以外のB級成人映画の製作者を「ピンク屋」と軽蔑した上で、
こう取材している。
「・・・ピンク屋と警視庁との”おつきあい”は長い。」
「わいせつ」の基準がどこらにあるかも判然としないが、
陰毛、性器の露出は確実にダメらしい。
このほか、正常位で女の足の間に男が割込む場合、
腰の激しい上下運動、乳首の吸引
などは、警視庁がとくに「きらい」とみえる。
「そこでビンク屋は、
女の片足に男が馬乗りになる形で正常位を思わせ、
乳首の周囲にキスするだけで吸引を思わせ、
男がパンツをはいて演技しながら、はいていないように撮影する
苦労を重ねてきた。
ビンク屋筋にいわせると、ロマンポルノはこの実績を受けつがず、「苦心」を怠り、在来の領域を微妙な点で越えていた、ともいう。
一説には手入れを受けた(日活ロマンポルノの)三本は
「全裸の男女の性交、性戯、自慰行為を詳紬にうつしている」、
「よがり声をやたらに発している」
などの点が問題なのだという。
セクハラ漫画

サンデー毎日の同じ号に、おなじみのサトウサンペイさんの漫画が連載されている。
丁度、札幌オリンピックの時期だったので、左の漫画である。
オリンピックの外人コンパニオンにいたずらで、日本の出世物語、「太閤記」のエピソードを教える。
木下藤吉郎が織田信長のゾウリ取りだった頃、雪の寒い日に、ゾウリを懐で温めていたという、あのエピソードである。
これを聞いたコンパニオンは、札幌オリンピックのVIPの宿舎へ赴き、
VIPのブーツを自分の胸で温めるというオチがついている。
今、こんな漫画をアテネオリンピックの女子選手やコンパニオンを題材に描いたら、
間違いなくセクハラで訴えられるだろう。
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