コンピュータ社会の近未来予測
1981年5月号の月刊プレイボーイ日本版である。
コンピュータ(記事にはマイコン)革命が近い将来起こりうることを、 近未来小説の形で紹介している特集記事があった。
「阿野仁」という1980年にM商事に入社した文科系の人物が、 OA革命の起こった、10年後の1990年の未来を語る形で書かれている。
予測する年代は10年後の1990年のコンピュータ化された社会である。
こういった未来予測の類は、まず当たらないことが多い。 例えば、40年前、鉄腕アトムのアニメでは、 空を飛ぶ車がいるかたわらで、アトムが黒電話をお店で借りて電話している。 ・・・こういう荒唐無稽な風景を描いてしまうのである。
2001年宇宙の旅だって、あれほどもっともらしく、リアルに 未来の宇宙旅行を描いていたと思っていたのに、 既に2001年は実現できない過去になってしまった。
ポルノグラフィティのヒット曲「アポロ」でも、 「とりあえず車は空を飛んでいない」と歌われている。
一方で、だんだん予測精度が上がってきているのも確かである。 安部公房は、自身の小説(どの小説かは忘れたが)の中で、 「未来の予測値の最大値と最小値の平均をとることを無限に繰り返せば、 精度はあがる。」という意味のことを言っていた。 この雑誌に描かれているのは、「コンピュータ」という非常に限定されたツール の未来予測であり、当時、情報機器の開発者が設計思想の元に考えたものだから、 それなりの精度はあるはずである。 記事全文はこちら
将来のオフィスや工場
近未来の工場は、無人化が進み、生産装置の制御は、すべてコンピュータで行われる。 左はその想像図である。
左が近未来のオフィスである。
ディスプレイがブラウン管であることを除けば、現在でも、近未来予想図として通用する。 オフィスには、「セントラル・コンピュータ」というものがあり、すべてのデータベースを包含している・・・という予想図である。 企業系の基幹システムがこれに近い形だ。 しかし、基幹システムも最近では分散志向になってきている。 大企業がこぞって導入している、ERP(enterprise resource planning)システムだって、既存のシステムの置き換えではなく、複数システムを上手に連携させて使うという方向になってきている。 |
おすすめ
|
|
Copyright(C) 2004 - Akio Yutobi All rights reserved.