白州醸造所にあるウィスキー博物館
山梨県の白州に、サントリーの白州醸造所があります。
この白州は、甲斐駒ケ岳の麓に位置しています。
甲斐駒ケ岳の雪解け水が、山肌の花崗岩にろ過されて、自然のミネラルウォータを作り出すのです。
南アルプスの恵みである、豊富で清冽な水からウィスキーが醸造されるわけですから、おいしくないわけがありません。
ここでは、工場の見学と試飲のツアーも随時受け付けていますが、
見逃していけないのが、併設されているウィスキー博物館です。
博物館の1階は、ツアーが始まる前の集合場所としてしか見られていない節もあるのですが、
ぜひ、2階、3階の展示物もみて下さい。
2階の展示場で目を引くのが、赤玉ポートワインのポスターです。
ポスターの女性は、片肌をあらわにした女性です。
当時、和服姿の多かった頃に、この葡萄酒を持つ洋装の女性ポスターはかなり大胆だったのではないでしょうか?
サントリーの前身だった、壽屋から葡萄酒「赤玉ポートワイン」が発売されたのは、1907年のことだそうです。
甘口の葡萄酒は日本人にも受け入れられます。
創業者鳥井信治郎はここで得た富を投じて、当時日本では不可能と言われていた本格的な国産ウイスキーづくりという新たな挑戦へと乗り出しました。
信冶郎は惜しみなく、「赤玉」で得た資金をウィスキーに注ぎ込みます。
「赤玉」はまさに日本のウイスキーの母だったのです。
鳥井信治郎は国産ウイスキーによって、輸入酒をおさえ、国益に寄与したいと考えていました。
独創的なブレンドと醸造法の改善を続け、信治郎はついに、1929年、国産第一号の本格国産ウイスキー「サントリーウイスキー白札」を発売しました。
左が、当時の新聞広告です。 「断じて舶来を要せず」の文字がありました。
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