ヘナチョコな詐欺師とは?「ヘナチョコ」という言葉自体、すでに死語化している。 「ヘナチョコ」とは、情けなくなるほどレベルの低い状態や格好のことをいう言葉である。 この言葉をわたしに思い出させてくれたのは 意外にも、 サッカー解説者、ディスク・ジョッキー、ミュージシャンでハーフという現代の最先端のまた先っちょで仕事をしている ジョン・カビラ氏だった。 ある番組で、「・・・ヘナチョコですね。」とのたまったのだ。 これはある意味新語として”イケテル”のではないかと思った。それくらい新鮮な響きだったのだ。 80年代のお笑いブームの頃「おれたちひょうきん族」が、 「ひょうきん」という死語を復活させて以来の快挙ではないかと思う。 それ以後、わたしは、この「ヘナチョコ」という言葉を好んで使うようになった。 似た言葉で、「セコイ」とか、80年代に使われた「ヘタウマ」などにも語感は似ているが、 それ以上の新鮮な響きを感じないだろうか? では、「ヘナチョコな詐欺師」というのはどんな詐欺師か? ルパン3世や怪人二十面相のような立派な詐欺師(ある意味格好とかはヘナチョコなのだが)ではなく、 市井の民衆をだますことで小金を得ようとするセコイ詐欺師のことを言う。 刑法でいうところの「詐欺」と民法でいうところの「錯誤」のギリギリのところで活躍している人々といえば よけいわかりにくいことと思う。 最近流行っているのは、「オレオレ詐欺」だが、ここで扱うのは、 だいぶ昔に流行った手口なので、今、こういう詐欺師がいるかどうか疑問である。 ノスタリジックな気持ちで読んで欲しい。 狙われる人たちヘナチョコな詐欺師が狙うカモは、地方から上京したての学生、世間知らずのおばさん、おっさん、など 社会的弱者だが、騙されても同情の集まりにくい人たちである。 学生は騙されることで、世知辛い世の中と自分が目指す理想とのギャップを感じ、 その後の人生の糧となるだろうし、 おっさんやおばさんは、騙されることで、所得税という公的な詐欺以外にも 可処分所得の適正配分に協力するすべがあることを身をもって体験することになり、 慈善事業と似た快感を経験するであろう。 かつて一人暮らしの老人を狙った悪質な豊田商事事件などがあったが、これはヘナチョコとは言わない。 また北朝鮮の工作員が日本人を騙して拉致するのも「ヘナチョコ」ではない。 ヘナチョコな詐欺師はそういう意味で、義賊とも言える・・・と言えば誉めすぎか。 何を隠そう、わたしも今から20数年前地方から上京してきて騙された口である。 上京?いや、東京まで行く前に、地方の政令指定都市でも騙されたのである。 そんなわたしの体験も含めてご紹介していきたい。 |
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