勝ち組と負け組スーパー
全国展開のスーパーは社会の認知度が高いので、マスコミでも「勝ち組」と「負け組」の図式化が明確です。
勝ち組がジャスコやイトーヨーカドー、ダイエーやサティなどが負け組でしょうか。
彼ら負け組スーパーが経営難に陥った原因は複合的なものでしょうが、
大きな理由は、「仕入の目利きがない」ことではないでしょうか?
昔から「利は仕入にあり」という格言があります。
サティがジャスコに買収された時に、両社には、仕入先へ要求(価格・品質)の厳しさで雲泥の差があったと聞いています。
スーパーであるなら品揃えはもちろん大事です。
ただ、ジャスコやヨーカドーの品揃えにはコンセプトがあって、無いものは思いっきり無いのです。
売れ筋に沿って仕入れているような印象が漂ってきます。
一方、サティやダイエーに行くと、いらないものまで売っている気がしませんか?
例えば食玩(おまけのおもちゃの方が価値のあるお菓子)の売り場へ行くとわかります。
ジャスコでは売れ筋の食玩、
例えば、グリコの「青春のメロディチョコレート」という70年代の復刻版CDのついたものがいち早く店頭に並びました。
しかも、特設コーナーで目立つ位置に配置してありました。
一方、サティでは、同種のものですが、別メーカーのものが、他の食玩に隠れるように置いてあっただけです。
そういう目で見て、消費者が認知してしまうと、スーパー側が意識していなくても
「さすがここは凄い」と思ったり、「やっぱりここは駄目だな」と思ったりすることがあります。
発泡酒とビールの品揃えがその例です。
近所にあるサティでは、お酒のコーナーでビールと発泡酒が並べて売られていました。
ところが、その後近所にオープンしたジャスコには発泡酒しか置いていなかったのです。
最近はコンビニでもビールより発泡酒の棚占有率が高いです。
これを見て、やはりジャスコは、サティは・・・と感心しておりました。
ところが、実際のところは、酒類販売の規制上、新規開店のところはビールが扱えなかっただけだったのです。
現に、今はその近所のジャスコでもビールを売っています。
まだ甘い勝ち組スーパー
この表を見てください。
ウォルマートとイトーヨーカドーの業績比較
| WALMART | イトーヨーカドー |
| 売上高(億円) | 261240 | 33325 |
| 売上高粗利益率 | 21.2% | 37.2% |
| 売上高販管費率 | 16.6% | 28.8% |
| 売上高純利益率 | 4.6% | 4.8% |
(2001年:1ドル=120円で比較)
日本で勝ち組と言われているイトーヨーカドーとアメリカのウォルマートとの業績比較です。
表を見てわかるように、売上高粗利益率はイトーヨーカドーがウォルマートよりも、6%も高いですが、
販売間接費率が高いために、純利益率はほぼ同じ率になっています。
このことは、社員が多かったり、広告宣伝費を使いすぎていたりすることから来ていて、
「日本的なきめ細かい顧客対応をしているから」と言い切ってしまえないほどの率です。
裏返せば、イトーヨーカドーの顧客は商品にではなく、
その他の利便性(駐車場やおいしい無料の水やポイントカードサービス)にお金を払っていると言えます。
ということで、勝ち組スーパーでも世界的に見るとまだまだ甘いし、
激安生活を求めるためには、ポイントカードサービスなどにだまされては駄目です。
素晴らしいスーパー
素晴らしいスーパー・・・それは激安生活者にとって、勝ち組のジャスコやイトーヨーカドーではありません。
ダイエーやサティなど負け組のスーパーこそが素晴らしいスーパーです。
仕入れが下手、戦略が下手で、買いにくいところでも、置いてある品物は同じ物です。
仕入が下手なスーパーは必ず在庫が残ります。
その後のフォローも違っていて、
賢い?主婦であるうちの女房によると、 「イトーヨーカドーの衣類はものすごく早い時期に値下げして売り切ってしまう。」
と言っています。
それより値引のタイミングの遅いスーパーが逆に狙い目なのです。
ダイエーやサティは、過去に8割引セールなどを行い、大規模な在庫処分を行いました。
こういう時こそ買うチャンスです。
それ以外でも日常的に見切り品が食品売り場や衣類、玩具、雑貨などいたるところに半額の赤札付きで売られています。
もうひとつのメリットは、テナントの扱いです。
ジャスコにもダイエーにも同じテナント、例えば魚屋、肉屋が入っています。
ですが、弊店間際の値引率が他のテナントにも影響するのです。
ジャスコやヨーカドーでは、弊店間際(最近は24時間営業も増えたので、晩御飯どき過ぎた時間ごろ)でも、
せいぜい3割引ですが、サティやダイエーでは5割引が当たり前です。
次のコラムからは、具体的な商品で、激安生活のヒントをお届けします。
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