実写版とじっちゃん版
2004年夏公開の実写版「サンダーバード」を見に行った。
幼少の頃、人形版のサンダーバードに夢中になっていた年代のネオおっさんとしては、
とても楽しかったが、納得がいかない場面も多々あった。
人形版を通して、自分の中で出来上がっているサンダーバードの世界とのギャップとでも言おうか。
全体に配役が若い。若すぎる。
この欄では、人形版のサンダーバードのことを「じっちゃん版」と呼ぶことにする。
国際救助隊のリーダー、ジェフ・トレーシーは、もっとじっちゃんだった。
つまり、実写版とじっちゃん版(注:このダジャレが言いたくて)とは年齢設定に大きな違いがある。
サンダーバードのトリビア
トレーシーボーイズの名前
長男スコット、次男ジョン、三男バージル、四男ゴードン、五男アランの名は、宇宙開発計画が世界的に加熱し始めた1960年代、アメリカ初の有人宇宙飛行計画(マーキュリー計画:1958年〜63年)の7人の宇宙飛行士の5人の名から採られている。
FAB(了解)の意味
すばらしいfabulousの短縮形。また、ペネロープが所属していた(実写版はOB。じっちゃん版は現役)ヨーロッパの諜報組織FEDERAL AGENT BUREAU(=F.A.B.)から来ていて、ペネロープ号は別名FAB1という。
スコットとペネロープのモデル
じっちゃん版の人形にはモデルがある。スコットはショーン・コネリー。
ペネロープはブリジッド・バルドーである。
ちなみに、じっちゃん版のペネロープは黒柳徹子が声優を務めていた。
サンダーバードの疑問
何故、ジェフ・トレーシーは、リーダー自ら、基地をほっぽり出して、サンダーバード5号の救出に行ったのか?
じっちゃん版のサンダーバードでは、お父さんは、『太陽にほえろ!』のボス石原裕次郎と一緒で、基地にいて的確に指揮を取る。 サンダーバード5号が破壊されたのは、一大事には違いないが、
よりによって狭い3号にスコット、バージル、ゴードンとジェフが乗っていったのである。
基地に残ったのは、ブレインズ博士だけ。 こんな冷静さを欠いた行動で指揮官が務まるのか?
ジーコが中田と交代出場するようなもんじゃないか?
何故、スコットとバージルは活躍しないのか?
じっちゃん版のサンダーバードでは、1号に乗るスコットと2号を操るバージルがツートップである。
日本代表のサッカーではあるまいし、実写版ではツートップが、あまりに仕事をしていない。
セリフもほとんど無く、まるで端役扱いだ。
一方の悪党フッド一味も何故、サンダーバード2号をほっぽり出して、全員でジェットモグラに乗ったのか?
基地をおっぽり出したジェフもジェフなら、フッド一味も、納得がいかない。
いったん奪ったサンダーバード2号から離れて、ジェットモグラに全員で乗り組むのだ。
ジェットモグラで、銀行の金庫を襲うのだが、そんなことするより、サンダーバードの秘密基地を占領して、世界征服を狙った方がいいと思うのだが?
ペネロープはノーブラなのに、何故ブラジャーのワイヤーを取り出せたのか?
ペネロープやアラン、パーカーが、フッド一味に捕らえられて、冷蔵倉庫に閉じ込められた時、カギをワイヤーで開けるシーンの場面のことだ。 映画をつぶさに見ていくとわかるが、この時ペネロープが着ていた洋服の下は、明らかにノーブラであった。 パーカーがワイヤーでカギを開けると言った時、ペネロープは胸元をまさぐり、ブラジャーのワイヤーを取り出すのだが、これは矛盾している。
ちなみにティンティンもノーブラであった。それはそれで喜ばしいことには違いない。
何故、V6が吹き替えをやっているのか?
ジャニーズが悪いと言っているのではない。むしろ、この映画に合っていると思う。
トレーシーボーイズは、ジャニーズ系であるし、ボーイズを統括するジェフ・トレーシーはジャニー喜多川さんに見える。 でも、良く見ると、
サンダーバード5号に乗るジョンはSMAPの香取君にそっくりだし、
ゴードンはキムタクにそっくりなのだ。
何故、SMAPを起用しなかったんだ?
予算の関係だろうか?
サンダーバード・アー・ゴー
ナレーションで言っている「サンダーバード・アー・ゴー」(じっちゃん版はサンダーバード・ア・ゴー」)・・・これって文法的には正しいのか?
映画の終わりのテロップでも、確かに、「thunderbird ARE GO」と書いてある。
しかし、GOは動詞であって、BE動詞は不要なんでは・・・?強調の意味があるのか?
| 実写版 | 両作品からのプロフィール | じっちゃん版 |
| 時代設定 | 2020年 | | 2065年 |
| ジェフ・トレーシー | ビル・パクストン | ? |
人類初の月面ステーションを作るための宇宙飛行士であったが、妻の死によって、5人の息子を育てるためにその仕事を辞めざるを得なかった。 |
56歳 |
| スコット・トレーシー | フィリップ・ウィンチェスター | 22歳
| エール大学とオックスフォード大学卒。頭脳明晰、身体能力も優秀であり、勇敢でずば抜けた統率力の持ち主。 |
26歳 |
| ジョン・トレーシー | レックス・シャープネル |
20歳 |
ハーバード大学で父と同じく天文学を学ぶ。兄弟の中で一番物静かで知的であり、自由な時間は、好きな宇宙の研究について時間を費やす。 |
25歳 |
| バージル・トレーシー | ドミニク・コレンソ | 18歳 |
高等科学技術のデンバー・スクール卒業。何事にも恐れない鉄の意志と強靭な肉体を持つ。実写版ではテクノ・ミュージシャン。じっちゃん版ではピアノの腕前はプロ級。
| 24歳 |
| ゴードン・トレーシー | ベン・トージャーセン | 16歳 |
実写版では、3号の飛行士として登録。じっちゃん版では、ご存知、サンダーバード4号の専任潜水士であり、水中救助を担当する。水泳自由形の世界記録保持者でオリンピックのバタフライ金メダリストらしい。つまりイアンソープやスピッツよりもすごい |
22歳 |
| アラン・トレーシー | ブラディ・コルベット | 12歳! |
実写版では、ハイスクールの学生だが、じっちゃん版ではコロラド大学卒業。
カーレースのチャンピオンドライバーであり、大のロック好き。実写版ではサンダーバード4号の潜水士として登録。 | 21歳 |
| レディ・ペネロープ | ソフィア・マイルズ | ? |
本名は「ペネロープ・クレイトン=ワード」。
貴族のヒュー・クレイトン=ワード卿と妻のアメリアとの間に生まれる。
ヨーロッパの諜報組織FEDERAL AGENT BUREAU(=F.A.B.)の出身。
実写版では、カンフーの使い手らしい。また、ジェフの愛人??由緒正しきイングランド南部の田舎町フォックスレイヒースに彼女の豪邸がある。 | 26歳 |
| ティンティン | ? | ? | ティンティンはじっちゃん版では、ミンミンとして登場。
おそらく、ティンティンの言葉の響きが、放送禁止用語に限りなく近いからであろう。
ミンミンと聞いて、わたしも中国人と思っていたが、実際はマレーシア人のキラノの娘である。
| ? |
 |