アレキサンダー フォンブースからインドまで

生活工房は、等身大の生活情報ポータルです

配役

 

アレキサンダー大王。

アカデミー賞監督オリバー・ストーンが、2300年も前の史実を掘り起こして、 数々の謎があるアレキサンダーの32年という短すぎる生涯を描いている。

 

いままで『フォン・ブース』に閉じ込められていた反動なのか、 遠くインドまで遠征していた、コリン・ファレル

 

アレキサンダーの母を演じるアンジェリーナ・ジョリーは、 男性器のシンボルである『トゥームレイダー』のピストルを これまた男性器のシンボルのヘビに変えて活躍している。

 

配役がユニークでおもしろい。

封切りから2週連続で観てしまった。

 

アレキサンダーの友人で部下の一人であり、のちにエジプト王となるプトレマイオスには、 アンソニー・ホプキンスという重厚な俳優を使っている。

 

物語は、エジプトのアレキサンドリア図書館で、プトレマイオスを演じるアンソニー・ホプキンスの 語りとして始まる。

アンソニー・ホプキンスの演技を一目見ようと、 コリン・ファレルほか若手俳優が見学に訪れたそうだ。

 

ヘファイスティオンの太腿

 

アレキサンダーが子供の頃のレスリングで、 その後アレキサンダーの片腕となるヘファイスティオンに 太腿で押さえつけられて負けてしまう。

 

アンソニー・ホプキンスは、

「アレキサンダーが負けたのは、『ヘファイスティオンの太腿』だけだった。」

と語る。

 

あとで分かったが、『ヘファイスティオンの太腿』というのは、「同性愛」の意味もあった。

アリストテレスもアレキサンダーに

「知識や肉体を分かち合うことが、男たちにとって極めて純粋だ」

と説いていた。

 

武将というのは、古来から、同性愛が多い。

戦地に女性がいないということもあるのだろう。

 

織田信長もそうだったらしいし、武士道で有名な『葉隠』の中にも 武将は、マニキュアをしていたと書いてある。

 

アレクサンダーの身の回りの世話をしたり、ダンサーとしてエロチックな踊りを披露する キムタクそっくりの小姓がとても気になった。

当時の世界

 

ギリシアの大哲学者、アリストテレスがアレキサンダーの幼少の頃の家庭教師だったことは、 高校の世界史の授業で学んだが、この映画にも出てくる。

 

アリストテレスが地面に描かれた世界地図を講釈する場面があった。

 

当時の世界は、ギリシャとペルシャからインドまでである。

インダス河が、ナイル河の源泉であって、

インドから南下すると、ナイル河のエジプトへ出るという狭い世界だった。

 

アレキサンダーのインド遠征は、つまり、世界制服のランドマークだったことになる。

 

ビン・ラディン

 

アレキサンダーが戦った、ペルシア帝国の王、ダレイオスには、笑ってしまった。

だって、ビン・ラディンにそっくりなんだもの。

 

アレキサンダーは、ペルシャの民の解放とギリシャ風の文明化による啓蒙を理想に掲げていた。

「ペルシャ人は、平気で人前でまぐわい、人が死んでも埋葬することがない。

それは、字が読めず、学ぶことがないからだ」とアレキサンダーはいう。

 

当のペルシャ人にとっては、余計なお世話かもしれない。

 

アレキサンダーの論理は、アメリカのグローバルスタンダードの論理とよく似ているのだ。

 

アレキサンダー=ブッシュ大統領

 

ダレイオス=ビン・ラディン

 

という図式にぴったりとはまる。

 

 

最後は、アフガニスタンのような山の中で、手下に殺されて発見されるのだが、

これはアメリカの願望かもしれない。

 

ギリシア神話

 

この当時は、キリスト教もイスラム教も存在しない。

 

劇中で、頻繁に出てくるのは、ギリシャ神話である。

 

一神教ではなく、多神教、八百万の神々だ。

 

幼いアレキサンダーが、父フィリッポスと洞窟の中で ギリシア神話の壁画を見ながら、神話に強い影響を受けた。

 

ゼウス

天と雷と正義を司り、神々の中でも最も偉い神として知られる。

アレキサンダーの母オリンピアス(アンジェリーナ・ジョリー)は、ゼウスと交わって アレキサンダーを産んだのであって、フィリッポスの子ではないと言っていた。

 

ヘラクレス

ギリシア神話の英雄でアレキサンダーが模範とした人物。

ゼウスと人間との間に生まれたとされ、ゼウスの妻である女神ヘラの嫉妬(しっと)により12の難題を与えられた。

9つの頭を持つ怪物ヒュドラ退治や、地獄の門番ケルベロスを連れてくる話などが有名だが、 苦行達成後は、妻に呪いの衣を着せられ、身体を引き裂かれるような痛みの中、命を絶った。

アレキサンダーも苦行の末、ボロボロになって死んでいく。

まるでヘラクレスのように。

 

プロメテウス

プロメテウスは、神々の聖なる火を人間に与えたことによりゼウスの怒りを買い、 鎖につながれ大鷲に肝臓をついばまれ続ける。

翌朝になると回復した肝臓を毎日食われるのだ。

 

しかし、この火のおかげで人間は道具を発明し、他の動物よりも優れた存在となった。

インドの山中を遠征するアレキサンダーに、プトレマイオスが、

「あそこが、プロメテウスが囚われている山です。」と教えるシーンが出てくる。

 

ディオニュソス

アレキサンダーの母オリンピアスが信仰している神で、快楽と狂気の象徴。

お酒の神様だ。

別名バッカスですね。

各地にぶどう酒の作り方を伝えたとされ、“最果ての地”インドにも訪れたという。

インド遠征に疲れ、宴席で出されるワインに酔い、武将連中と仲たがいをしてしまうアレキサンダー。

 

アキレス

トロイ 特別版 〈2枚組〉TROY

トロイ戦争の英雄でアレキサンダーの憧れの存在。

「不死身のアキレス」と呼ばれたが、唯一弱点だった“アキレス腱”を射抜かれ、死んだ。

前年に公開されて、ヒットしたウォルフガング・ペーターゼン監督の『トロイ』。

コリンファレルは、この映画でパッと見、アキレスを演じたブラッド・ピットに良く似ている。


アレキサンダーの配役 日本の戦国時代現代政治でいえば・・・
配役俳優名描かれ方 武将名政治家
アレキサンダーコリン・ファレル父と激しく争い、戦略に長け、理想を追う男。ペルシャ王ダレイオスを少数の兵士で追い詰めていくところも信長の桶狭間の戦いを髣髴とさせる。同性愛者というところも信長に似ている 織田信長 ブッシュジュニア
フィリッポスヴァル・キルマーイラクを攻め滅ぼすのが夢。夢をブッシュジュニアに託した。織田信長の父も野望半ばで信長に夢を託した 織田信長の父 ブッシュ父
ヘファイスティオンジャレッド・レト常にアレキサンダーの味方。ブッシュの腰ぎんちゃくであると同時に本当に愛している男。決してブッシュを裏切らない小泉そっくり。 豊臣秀吉 小泉純一郎
プトレマイオスアンソニー・ホプキンス忍耐で最後に漁夫の利を得る役柄。家康そっくり。日米と日朝の間でバランス感覚を持つ盧武鉉に似ている 徳川家康 盧武鉉
ペルシャ王
ダレイオス
顔がそっくり。逃げ回っているところの描かれ方はアメリカの願いか? 明智光秀 ビン・ラディン
お妃ロクサネロザリオ・ドーソンロクサネはライス国務長官と顔そっくり。アレキサンダーがどういうわけか気に入っているところが、信長に対するお市の方とそっくり。 お市の方 ライス国務長官

おすすめ

 

サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト


Copyright(C) 2004 - Akio Yutobi All rights reserved.